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2025年11月11日 (火曜日)
【コース】
登山口 (8:20) ~ 見返り岩分岐 (8:30) ~ 雫石 (8:45) ~ 南尾根分岐 (8:55) ~ 南尾根 (9:05) ~ 大観峰分岐 (9:10) ~ 八方岳 (9:15) ~ 大観峰分岐 (9:25) ~ 大観峰 (9:45) ~ 八方岳 (10:05) ~ 股覗き岩 (10:30) ~ 無名岩 (11:25) ~ 見返り岩 (11:40) ~ 見返り岩分岐 (11:55) ~ 登山口 (12:00)
 

 
 
(1)登山口駐車場に到着

北九州から車を走らせ、宇佐神宮前を通り、山香町の下市北信号を左折して、『鋸山(のこぎりやま)トンネル』入口にある、鋸山登山口駐車場に着いた。

(1)
 
 

(2)
(2)案内図をスマホに収める

朝早いせいか、車は一台も停まっていなかった。
今日の予報は晴れなのだが、雲が多く、道すがら雲の流れを気にしつつやってきた。
見どころを山で確認するため、案内図をスマホで撮った。
 
 
(3)登山口を入る

駐車場の前に見える登山口を入る。
少し歩くと、『滑落、死亡事故発生、注意』の看板があった。
鋸山と呼ばれる山だから危険も多いのだろう。
注意して登ろうと思う。

(3)
 
 

(4)
(4)見返り岩分岐

少し歩くと、突然、道に蛇が現れ、反射的に飛びのいた。
我ながらみっともなく思いながら、へっぴり腰でよく見ると、蛇は死んでいた。
それでも大回りで通り抜けたが、帰りも同じように驚き、学習力のなさに苦笑いした。

歩くと直ぐ、各方面の案内板があった。
大観峰の矢印を見て直進した。
 
 
(5)急登となる

登山口からなだらかな上り坂だったが、分岐を過ぎた頃から急な坂道となった。
道には大きなシダの葉や緑の鮮やかな若杉が連なっていた。
途中、道の真ん中に、イノシシのツメ跡のようなものがあった。

(5)
 
 

(6)
(6)岩山に近づく

先ごろから岩山が見え隠れしていたが、さらに坂道を登って行くと、眼前に岩山が迫っていた。
そこから杉林に入ると中は薄暗い悪路となった。
 
 
(7)荒れた道が続く

杉林を過ぎても険しい道は続いた。
高度が上がり、山頂に近づいている感じがした。

(7)
 
 

(8)
(8)岩の上に出た

大きな、雫石(しずくいし)と書かれた岩を過ぎ、さらに登って行くと、視界の開けた場所に出た。
 
 
(9)岩山の狭い脇道を通る

紅葉がだいぶ進んでいる。
道は狭い岩の脇道となった。
周りに見とれて足を踏み外さないよう慎重に歩いた。

(9)
 
 

(10)
(10)南尾根・大観峰への道

これからは岩登りとなる。
鋸山(にこぎりやま)のアップダウンが始まる。
 
 
(11)眺望を楽しむ

振り返れば、岩山と紅葉が入り交じり、美しい景色が広がっていた。

(11)
 
 

(12)
(12)大観峰の案内板は下を指している

右下は大観峰。
後ろは、南尾根だ。
そしてまっすぐ行けそうだが案内板はない。
 
 
(13)南尾根

まずは南尾根へ向かい、行止まりと書かれた看板の先へ入ると、見晴らしのよい尾根に出た。
ここが南尾根だろう。
写真は、南尾根から見た大観峰。
正面には鶴見岳と由布岳が見えるのだが、残念ながら今日は白い雲に霞んでいた。

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(14)
(14)真っすぐ進んで岩に出る

大観峰が下に降りる道だったので、まず真っすぐ進んで岩の方へ上がってきた。
ここからの眺望はよく、目の前は断崖絶壁だ。
後ろに岩がある。
この上はどうなっているのだろうかと興味が湧く。
だが、岩にはロープも金具もない。
なんとか這いつくばって登ってみた。
 
 
(15)岩の上を歩くと八方岳の看板があった

なんとか登ってきたが、高くて足がすくむ。
それでも先へ歩いて見ると八方岳と書かれた看板があった。
ここが八方岳か!
名前の通り八方が見渡せ眺望の素晴らしい所だ。

(15)
 
 

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(17)
 
 

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(18)大観峰への道

八方岳から戻って、分岐点から大観峰へ向かった。
ロープを頼りに急こう配の坂を下りた。
 
 
(19)先には、八方岳、大観峰の案内板

ロープを下りると、急な斜面だったが、それほど距離はなく、道は穏やかな山道となった。
そして、再び登って行くと『八方岳、大観峰』と書いた分岐の看板があった。
先に危険な岩を登って八方岳へ行ったが、大観峰を見て八方岳へ行くべきだったことを知った。

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(20)上がった先にロープがあった

大観峰に向かうと直ぐ、上に登るロープがあった。
まだ、上に登るのだ。
 
 

(21)
大観峰への道

(22)
振り返れば八方岳が見える
 
 
(23)大観峰

田原山の最も高い大観峰へ着いた。
標高542m。
素晴らしい景色だ。
別府湾も見える。
だが、今日は霞んでいる。

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(24)
 
(25)
 
     
 
(26)
 (26)八方岳の麓の岩には鎖が下がっていた

大観峰から分岐を過ぎて八方岳の麓へ来ると鎖がさがっていた。
急な斜面を鎖につかまって、注意しながら登っていく。
恐怖と爽快感が入り混じる。
こちら側も絶景だ。
 
     
 
(27)
 
(28)
 
     
 (29)登山道周遊コース

八方岳の上にくると登山道周遊コースの案内板があって、次の道順を指していた。
同じ岩の色なので、道は見つけにくかったが、目を凝らして矢印の指す辺りの岩の窪みを進んでいくと、下へ降りる道があった。
そこから10m程ありそうな岩下へ下りた。
 
(29)
 
     
 
(30)
岩下の道
 
(31)
次の岩山へ金具を伝って登る
 
     
 
(32)
岩の上の道を進む
 
(33)
股覗き岩
 
     
 
(34)
 (34)この先も岩の上の道が続く

岩に登り、岩を降りる。
これを繰り返しながら、写真の奥にある『無名岩』に進む。
 
     
 
(35)
耶馬渓かと思われる景色
 
(36)
紅葉と奇岩があふれている
 
     
 
(37)
手前の岩を上がる時が怖かった
 
(38)
道は一番上の岩を乗り越えている!
 
     
 
(39)
岩から降りて、無名岩へ向かう道
 
(40)
『無名岩』より後方を振り返る
 
     
 (41)登山口へ戻る道

『無名岩』を降りて先へ進むと『熊野磨崖仏、登山口』と書いた分岐の看板があった。
登山口へ向かって歩くと、『見返り岩』の看板があった。
せっかくなので、振り返って景色を眺め、休憩をとった後、登山口を目指した。
道はここから一気に下っていた。
遠くに県道と駐車場も見える。
 
(41)
 

 最後に
今回も、初めての山だった。
こんな素晴らしい山が隣の県にあるとは知らなかった。
シーズンと天候が良ければ錦絵のような写真が撮れそうだ。
国東半島では中山仙境で迷いに迷った苦い経験があり、今回は迷わないように心がけた。
だが田原山は分かりやすく迷う心配はなかった。
山から見える景色は素晴らしく、沢山の写真を撮ったが、青空のないことが心残りだったので、快晴の日にもう一度来る計画を立ててみたが、せっかく撮った写真を無駄にするのも惜しい気がして、来年来ることにした。
鋸山と異名を持つだけに、危険な場所もあったが、案内板や設備が行き届いていて、安心して周遊できた。
来年は、重たいが一眼レフを持って来るつもりだ。
次回も新たな山を探して挑戦しようと思う。
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