トップ>活動報告>皿倉山

 
2025年4月7日 (月曜日)
【コース】
山麓駅(9:00) ~ 帆柱稲荷神社 (9:10) ~ 国見岩(10:35) ~ 山頂 (10:50) ~ ビジターセンター (11:15)  食事 ~ (11:35) ~ 皇后杉 (12:05) ~ 見返り坂(12:50)~ 山麓駅(13:30)

(1)春の陽気に誘われて一人、皿倉山へ

駐車場で登山靴に履き替え靴ひもをしめる間のワクワク感。
この年になっても小学生の頃の遠足気分が蘇る。
山麓駅から桜やコブシの花越しに皿倉山が見える。
意気揚々と登り始めたが、今日は国見岩コースだったと気付き、Uターン。

(1)

(2)
(2)山麓駅の左側から国見岩コースを目指す

戸畑バイパスから見える皿倉山の左側の緩やかな尾根が好きだ。
のんびりと歩いて行けそうな気がする。
だから今日は国見岩コースにした。
登る途中は見えないが、国見岩までいけば見渡せるはずだ。
(3)光明院駐車場の一画に咲く花

道すがら光明院駐車場という看板近くで鮮やかな花が目に留まった。
近づくと朝日を浴びて美しい。
菜の花と、紫の花はハナダイコン?

(3)

(4)
(4)長い階段の道に入る

道端にも桜の花が見える。
階段はずっと先まで続いている。
神社に向かう参道のようだ。
(5)木が倒れ道に被さっている

近くまで行くと、右側の木が倒れて左側の木にもたれかかっていた。
左側の木は少し上から伐採されていた。
台風だろうか、災害の爪あとのようだ。

(5)

(6)
(6)稲荷神社前の道路に出る

長い階段の先は稲荷神社だった。
以前、ここから煌彩の森コースに合流して下りたことがあるが、その時に比べて、かなり近く感じた。
(7)鳥居左にある看板に目をやる

「登山道う回情報」と書かれていた。
「えっ!今来た道は通行不可。でも通れた・・・」
迂回先は、前回通った煌彩の森コース方向になっている。
「この看板、下り用かな?」
だが、知らなかったとは言え、ここまで来れてよかった。
もしかして進入禁止の看板を見落としたのかもしれない。私のことだからあり得る。
でも通れる。

(7)

(8)
(8)鳥居の左が登山道、右は稲荷神社

階段を上がると鳥居の先に登山道への案内板が見える。
神社を通させてもらって申し訳ない気がする。
せめてコース名は、国見岩コースではなく、稲荷神社コースでよいのではないだろうかと思ってしまう。
(9)コースの案内板がここにもある

ここで道を間違える人はいないと思うがここにも案内板がある。
ちょっと笑ってしまった。

(9)

(10)
(10)カーブを曲がると山に入る

神社を抜けると後は山道だ。
薄日が差して気持ちがいい。
山にいざなわれてつい先へ進みたくなりそうな魅力的な道が見える。
(11)大島桜を見上げる

木には所々木の名前が書いてある。
オオシマザクラと書いた木を見上げると、白い花びらが青空の中に広がっていた。

(11)

(12)
(12)直登と迂回

道は直登と迂回路に分かれていた。
私は、のんびり歩きたかったので、迂回路を選んだ。
(13)桜も椿もきれいだ

目の前に鈴なりに咲いた椿の花が現われた。
急に辺りの空気が暖かく思えた。
刺し込む光がスポットライトのように花を照らしている。
ローズロードならぬカメリアロードだ。

(13)

(14)
(14)下で光を浴びる一輪の花

頭上に咲く満開の花の下で一輪の椿が光を受けて輝いていた。
(15)洞見平(くきみだいら)

直登と迂回の看板をいくつも過ぎてやがて洞見平に着いた。
「どうみだいら」と読めるが「くきみだいら」と言うらしい。
昔、洞海湾を「洞の海」と書いて「くきのうみ」と読んだところからついた呼び名だそうだ。
皿倉山は洞海湾を見下ろす位置にある為だ。
また、この辺りには馬酔木(あせび)が群生していて、今は花ざかりだった。

(15)

(16)
(16)煌彩の森コースからの横断路出会い

道が交わる広場に出た。
ベンチもあり一息付ける。
私は迂回路を歩いて来たせいか、不思議と疲れはなかった。
辺りを見回すと直ぐに先へ進んだ。
(17)国見岩に到着

風もなく穏やかな春の空が広がっている。
この辺りの桜の木はまだ蕾でほとんど開いていない。
麓の桜は満開なのにこんなに違うのか。

(17)

(18)
(18)この方角から登って来たのだ

ここから見ても、緩やかな傾斜でいい眺めだ。
道はずっと木陰で、さっきまで帽子はいらなかった。
そして汗もかかずに登っている。
(19)頂上近くのレンギョウの花

頂上にある天空ドーム近くに咲いていたレンギョウの花だ。
頂上は工事で立入禁止区域が多かった。

(19)

(20)
(20)頂上の山桜はまだ蕾

国見岩と同じように、山桜の花はまだ開いていない。
ソメイヨシノだと開いていたのかもしれない。
(21)頂上展望台

モノレールが着き沢山の観光客が来てにぎやかだったが、出発のアナウンスと同時に水が引いたように静かになった。
山頂は、去年の10月からリニューアル工事が行われ、東側斜面が立入禁止となっていた。
オープンは今年の5月らしい。
リニューアル後は、絶景ブランコやロングスライダーなどが出来るそうだ。
北九州に名所が増えるのは嬉しい事だ。

(21)
(22)皿倉平からの景色

辺りには沢山の登山者が行きかっていた。
この辺りはいろんなコースがあり、そこここの山へ行ける遊歩道が整備されている。
健康を兼ねて自分だけの時間を過ごしたい人は是非来るべきだと思う。
個人でもグループでも楽しみ方は様々だ。
(23)気温、10度!

この気温だから汗をかかないはずだ。
この後、ギンリュウソウを求めて、帰路とは反対側の皇后杉の森まで行ってきた。
だが、ギンリュウソウは見当たらなかった。
  (24)再チャレンジでギンリュウソウ発見!

 4月29日、再度、ギンリュウソウを探しに来た。
今回は、皇后杉の森が近い鷹見神社から登った。
山に入り、調べておいたポイントで探すが見当たらず、道の両脇も探して回るが見つからない。
半分諦めかけて、道を歩いていると、前方に白い植物らしきものが見えた。
「もしかして!」
近づくと、それが幽霊花(ギンリュウソウ)だった。
嬉しくて、夢中で写真を撮った。

後で写真を見るたびに喜びが蘇って来る。

 最後に
今年の3月末は東京にいたので、少し遅れた登山日となったが、天候の不順もあってか、嬉しいことにまだ桜は咲いていた。というより麓は満開だった。
山は頂上を目指して登れればそれだけで充分なのだが、花があるとまた味わいも違って来る。
今日もいろんな花を写真に収めることが出来た。
山頂に着き食事を終え、山を下りようとしたが、ビジターセンターで見たギンリュウソウの写真が忘れられず、撮った場所が書かれていた、皇后杉の森へ向かった。
だが見つけられず、途中で会った登山者に聞いたがわからず、あきらめて返って来た。
次はもう少し調べてから来ようと思う。
目標が出来たので次が楽しみだ。
 トップ