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2018年12月9日(日曜)
コース:
吉見登山口(9:40) ~ 中宮(9:50) ~ 上宮(10:50) ~ 頂上(11:40)~ 頂上下山開始(12:30)~ 上宮(13:05) ~ 吉見登山口(13:50)
 
 
下関で最も人気のある竜王山を目指す!(1)

今回は、北九州からほど近い、下関市の竜王山へ登ることにした。
今日は、海側の吉見登山口から登る。
参加予定だったTが、体調不良の為これなくなり、今回も三人で登ることにした。
今週は、気温の変化が激しく、週の初めは20度を超す暖かさだったが、数日前から冬らしい寒さに戻り、今日の気温は5度だった。
登山口前の駐車場に着くと、工事中の看板が立っていて、大型トラックが止まっていた。
仕方なく別の場所を探して、道路脇の空きスペースを見つけ駐車した。

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登山口には鳥居があった!(2)

山中には、水の神様を祀っている竜王神社の中宮と上宮がある為、山の麓に鳥居が設けられていた。
Uが、鳥居を見て「いきなり神聖な場所へ入るようで気が引けます」と言いながら、端の方から頭をかがめて通って行った。
少し上ると中宮だ!(3)

登山道の右手には、二段に分かれて鳥居が立っていた。
境内は、広場になっていて、奥に神棚があり、きれいに掃き清められていた。

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道は、緩やかなスロープが続いた。(4)

吉見登山口からの登山道は、尾根伝いの道で、坂もあるが比較的歩きやすい。
反対側の深坂ルートの起点は、池の湖畔にある”深坂茶屋”で、春には多くの花見客で賑わう。
今回、吉見ルートを選択したのは、山頂までの距離が深坂より長い分、急登が少ないのではないかと考えたからだ。
深坂からの登山経験がないので、実際の所は定かではないのだが。
登りごたえのある道となる!(5)

岩苔の着いた緑色の石が目につき始める。
険しくなった道を一歩一歩踏み締めながら歩くと、体の芯まで温まり、冷気が頬に心地いい。
温度のギャップが自然の中にいる自分の存在を確かなものにしてくれる。

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「まだ、ここ二合目です!」(6)

遅れて登っていくと、Uが、『なに、たそがれてたんですか』というような顔で待っていた。
こいつ、人の心が読めるのか?
   
何やら緑の金網が?(7)

山の中に、野生動物から植樹した木を守るためだろう、網が張られていた。
また途中の道では、滑り止めの木の階段が作られていた。
木には『吉見まちづくりの会』という文字が書かれていた。
どこの山でも地元の人の努力で貴重な自然が守られているのだなと感心する。感謝!

(7)

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えっ、通行止め!(8)

道に黄色いロープが張られ、左へ迂回するよう書かれていた。
よく見ると、道をふさぐ大きな木は、左側の斜面にあったもので、道の真ん中へ滑り落ちていた。
案内の迂回路を通ると、直ぐに本来の道に出た。

少し上ると展望所があった。(9)

遠くの海に蓋井島が見える。(10)

Tがブランコを見つけ、こぎだした。(12)

眺望用の踏み台が置いてあった。
Mは、高い所を避けているので乗らない。
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上宮へ着いた。(14)

上宮への案内板の向こうに鳥居があり、鳥居の先は階段があってその上に上宮があるようだ。
近づいて行くと階段の横に立て札があった。
見ると『ここからは、素足でお参りすること』と書かれてある。
靴を脱ぐのも面倒なので上るのを止め、その場で手を合わせてお参りした。

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『征露記念、灯籠』とは?(15)

先へ進むと、『征露記念、灯籠』という標識があった。
これは、日露戦争の勝利を記念した石灯籠で、明治三十七年に、ロシアが見渡せる海の方角に立てられているものだそうだ。
案内の標識に従って左へ行くと、その先は谷だった。
また、上宮方面が開けていたので、そちらへ行くと大きな木があり、その先は上宮への階段の途中へ通じていた。
結局、見つけられず、探すのを止めた。

また、見晴らしのいいところに出た。(16)

所々に雪がある(17)
山頂へ到着!(18)

頂上は、360度見渡せた。。
今日は風もなく、遠くの島が見えた。
私たちだけのように見えるが、周りには入れ替わり立ち替わり、総勢数十人の登山者が通り過ぎていた。

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寒い時の”ぜんざい”って、本当に美味しい!
チラチラと雪が舞っている!
家にいては楽しめないこの気分。

今年も終わりだね。来年もまた、よい年を!
 
最後に

この季節になると、紅葉も終わり、雪景色には早すぎるという殺風景な山登りとなるので、体を鍛える事を目的に近場の山を選んだ。
来てみれば、緑もあり雪もあり、木の実拾いもでき、この時期ならではの山を楽しめた。
登山前に「竜王山は、有名だから登山者が多いはずだよ!」と言っておいたが、最初、誰にも会わないので、Uから「Yさんの言ってたことと違いますね!」と言われた。
確かに、休憩していても、一人、二人とすれ違う程度だったが、頂上にはなんと数十人もの登山者がいた。
頂上で、Uに「この登山者が目に入らぬか!」と言うと、Mから「まるで水戸黄門ですね!」と言われた。いや、こちらもそのつもりで言ったのだけど、Uには今一堪えていなかった。
団体登山者達から「ここまで何時間かかりましたか?」と質問され、えっ、あなたたちも登って来たのでは?と思ったが、深坂方面から次々と登ってきていたので反対側からの登山者だとわかった。どおりで、こちらからは、少なかったはずだ。
機会を見つけて、一度、深坂からも登ってみようと思う。
帰りに、Mが、「次回はワカサギ釣りにしませんか?」と言う。
登山を離れるのに抵抗を感じたが、『船の上で、釣ったワカサギのテンプラを味わうのも悪くないな』と考えたりもした。
来年は、どこにするか、あれやこれやと考えるのも楽しみの一つだ。
 
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