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2018年5月29日(火曜)
コース:
牧ノ戸峠(11:30) ~ 沓掛山(12:05) ~ 扇ケ鼻分岐(12:50) ~ 久住分かれ避難小屋(13:50)~ 久住山(14:30)~ 久住分かれ避難小屋(15:20) ~ 扇ケ鼻分岐(16:20)
~ 沓掛山(16:40)~ 牧ノ戸峠(17:00)
 
 
小雨降る北九州から久住へ向かう(1)

今回は、久住連山の中の久住山へ登る事にした。
本来なら延期する天候だが、宿をとっているので、予定通り久住へ向かった。
玖珠を通る頃には本格的な雨となった。
「今日が雨なら明日登ればいいさ」という運任せで車を走らせた。

(1)
   

(2)
牧ノ戸峠の駐車場は、ほぼ満車(2)

久住に着く頃、雨は上がっていた。
途中、山を彩るピンクの斜面を見つけ、一先ず、写真に収めた。(上記写真)
この天候でも、ミヤマキリシマを目当てに、多くの登山者が来ていた。
晴れならば長い列ができて混雑するところだが、
今日はその心配はなかった。
   
曇り空を忘れさせる鳥の声(3)

歩き始めると山の中から、カッコーの鳴き声が聞こえて来た。
負けじと、ウグイスも鳴いていた。
最初のピーク、沓掛山(くつかけやま)に近づくと、鮮やかなミヤマキリシマが咲いていた。

(3)
   
 
ここを登れば・・上はどんな景色?
 
「カッコー、カッコー」
   

(4)
沓掛山(くつかけやま)で一息入れる(4)

いつ降ってもおかしくない空模様だったので、二人に雨具の確認をする。
二人とも持ってきていたが、Uは晴れ女の地位を守るように、降らない宣言。
「絶対に降りません!」
Mは「陽が射さないので焼けなくてよかった」と、やせ我慢ではなく本当に嬉しそう。

   
遠くには雲海が見えた(5)

沓掛山から見下ろすと、雲が絨毯のように広がっていた。
この空模様ならではの景色だ。
U「あの上、歩いて渡れそうな気がしますね!」
M「そっーだねー」

(5)
   

(6)
何度か登山者とすれ違う(6)

出発時間が遅かったので、下山する人の方が多い。
駐車場にはバスも止まっていた。
ツアー客も来ているのだろう。
   
 
雲海と花、絵になるね!
 
U「歩きやすいですね」M「汗かかない」
   
花の道が続く(7)

扇ケ鼻分岐を過ぎた頃から見ごたえのある花が多くなってきた。
藪の中から相変わらずウグイスの声が聞こえてくる。
登山者冥利に尽きる至福の山歩きコースだ。


(7)
   

肥前ケ城の尾根(西千里ケ浜より

西千里ケ浜

(8)
ここは、星生山を背にした西千里ケ浜(8)

道の斜面にびっしりと咲き誇るミヤマキリシマの群生に引き付けられて、立ち止まり、写真タイム!
Mは自撮り中。Uはベストショット模索中。
山頂には、遅くとも14時半には到着したい。頃合いを見て先へ進む。
   
久住分かれ避難小屋到着(9)

久住山は目の前にあるのだが、真っ白な霧に包まれて見えない。
ここまで来れば、後は一気に山頂を目指すのみだ。短い休憩の後、出発した。
予定時間が迫っていたので、Mが何度も時間の遅れがないか、聞いてきた。
Uは迷わず山頂を目指している。
通常、ここから山頂まで20分で行ける。
余裕で到着可能だ。

(9)
   
 
(10)
山頂付近で登山者に撮影してもらう(10)

山頂にもミヤマキリシマが咲いていた。
霧と花と、今、陽が射し始めている。
満開のようだが、よく見るとまだ蕾も沢山残っていた。
   
久住山頂に到着(11)

頂上に着くと、薄くなった雲が消え始め、青空が見えてきた。
強運なUの言葉通り、雨が降ることはなかった。
だが、写真を撮る間も山の表情は刻一刻と変化していた。
タイマー撮影中、薄い霧が流れてきた。
U「この写真、多分、くもってると思います!」正解だった。

(11)
   
 
「奇跡の青空ね!」
 
霧の中の花が新鮮に見える
   

(12)
 こんなに膨れました!(12)

Mが笑いながら「お菓子の袋がこんなに膨れてる!」と言って目の前に持ってきた。
分かりづらそうな顔をすると、方角を変えて見せてくれた。
よく見るとパンパンに膨れていた。
平地との気圧の差がこれ程あるのかと驚いた。
昼食は途中で済ませていたので、少し休憩して山頂を後にした。
   

可憐に咲くヨウラクツツジ
 
あっという間に、山に覆いかぶさる雲
   
無事、到着(13)

雨にも遭わず、無事登山口へ到着した。
Uが、登る前から「下りてきたら食べましょう」と言ってたソフトクリームの店へみんなで行った。
この後、久住高原荘へ向かった。

(13)
 
最後に
今回は、初の一泊登山だった。メリットは、時間にゆとりが出来ることだが、デメリットは、数日前に日程を決めなければならないので、天候に左右される。ただ、本当に山好きな者なら雨具持参でどこへでも登っていくので問題外かもしれない。私たちはそのレベルではないが。
北九州からだと、久住までが、日帰りと一泊の境となる。
今年は、例年よりミヤマキリシマの開花時期が早まっていたので、タイミングよく満開の花を見ることが出来た。
翌日は、奥日田フィッシングパークへ行ったが、まさかの定休日だった。気分を変えて前津江のヤマメの里へ南蛮漬けを買いに行った。店に着くと注文を待っている間、店の人が、サービスで大きなヤマメの甘露煮を出してくれた。しばらくして、注文の品を持って来たので見ると、又もやサービスのお土産が付いていた。採算合うのだろうかと心配する程のサービスだった。
その後、御朱印を集めているUの希望で日田大原神社に寄り、昼食を済ませ、小石原経由で午後四時頃に北九州へたどり着いた。
 
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