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2020年10月23日(金曜)
【コース】
長者原ビジターセンター(8:45)~雨ヶ池坊ガツル道からの指山分岐(9:30) ~ 指山登山口(10:05)~ 指山頂上(11:05)~ 指山登山口(12:00)~ 指山自然観察舗装道路出会い(12:10)~ 長者原(12:40)
 
 
(1)長者原駐車場より指山(ゆびやま)を望む

後ろの西の空は、秋晴れだが、前方の指山は雲に覆われていた。
今日は雨の心配はなく、東の空から日が差し込み始めていた。
寝過ごして1時間遅れの到着だったが、結果オーライだった。
駐車場は、たくさんの登山者でにぎわっていた。

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(2)ススキに覆われたタデ湿原を歩く

正面に見えるのが指山だ。
後方にそびえる三俣山は、白い雲に覆われて見えない。
道端のススキに目を向けると、朝露と見間違えるほど白く輝いていた。
(3)坊がつるへの分岐

これより、左側の道から指山のふもとに入る。
指山、三俣山、と続くふもとを抜けると、坊がつるに出る。
この道を通るのは初めてで楽しみだ。

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(4)長者原自然歩道の案内板を通る

こかからずっと広葉樹林の道が続いている。
しばらく森林浴が楽しめる。
(5)時折現われる鮮やかな木に目を奪われる

自然にカメラを構えずにはいられない。
ゆっくり歩いても、三、四時間の工程だ。
急ぐ必要もない。

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(6)正面からの光で歩きやすい!

ブナの木々も光の加減で違って見える。
道はゆっくりと登り坂になって来た。
(7)石を包む木の生命力

この石が現れてどのくらい経ったのだろうか?、阿蘇の噴火で飛ばされてきたのだろうか?、などと考えていると、時の流れの中で自分が存在するわずかな時間の貴重さに思い至る。

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(8)指山への分かれ道

ここから道が分かれて指山への道に入る。
真っ直ぐ行けば坊ガツルだ。
ここには木の椅子も数個ある。
リュックを下ろして水を飲み、ひと息入れて出発した。
(9)人通りがなく、赤い目印を頼りに歩く

指山方面へ入ると、急に道の形跡が消え、赤いテープの目印が頼りとなる。

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(10)自然観察舗装道路から雨ヶ池への分岐

赤く染まった落ち葉の先に案内板があった。
ここは、もう一本の坊ガツルへの道だ。
私は、指山を目指して右へ進んだ。
(11)錦絵のような光景に目を見張る

三俣山の沢には色とりどりの木が茂り、美しい渓谷となっていた。

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(12)足元にも錦の絨毯が広がっている

地面も落ち葉でカラフルだ。
この時期にしか見れない一期一会の作品だ。
(13)これより指山へ入る

ハイキングコースはここまでで、これからいよいよ指山への坂道となる。

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(14)だんだん険しい坂道となり、ロープが張られていた

途中、立ち入り禁止の立て札があった。
直登を禁止しているのだろうか、道にはロープが張られていた。
若ければ直登も頭をよぎっただろうが、今ではあり得ない。
(15)時折見える下界の景色

長者原の木々も一面に色づいていた。
正面の山は、今年登った泉水山だ。

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(16)山頂から三俣山の紅葉が見えた

指山の山頂は、ススキに覆われていた。
所々にミヤマキリシマが生えていて、枝に足を取られる。
花の時期にはあれ程求めてくるのに、今は邪魔でしょうがない。
危険個所を避けるように歩きながら、少し気の毒な気もした。
前方の三俣山には、まだ紅葉が残っていた。
(17)指山を降り自然観察路へ向かう

指山を降り、再びハイキングコースになる。
日に照らされて、辺りの景色も鮮やかさが増してきた。

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 (18)自然観察路へ出る

今年、七月の洪水で、ここから上は通行止めになっていた。
昨日、長者原ビジターセンターに電話で確認すると、ここから長者原までは通行可能だと教えてくれた。
   
(19)味気ない舗装道路も色づいた木々で鮮やかだ!

道には今年の洪水で、石がゴロゴロと散乱していたが、見ようによっては、ちょっとしたオブジェだ!
 
 
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 (20)長者原に戻る!

長者原に着くと、指山がくっきりと見えた。
あの山に登ったのだと感慨深く眺める。
駐車場は満杯で、空きを探す車の出入りもあり、人や車であふれていた。
   
最後に
これまでの久住登山で、指山は全く候補に上がることはなかったのだが、先日体調を壊し、さらに一番いい時期を逃し、選択肢が狭まり、消去法でこの山に決めたのだが、体力の消耗もなく、美しい秋の散策を楽しめた。
指山は、自信をもって、秋の山おすすめコースに推薦できる。
来年は、災害復旧ができていれば、体調を整えて黒岳に登ってみたいと思っている。
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