2017年9月24日(日曜)
コース:
公共駐車場(10:05) ~ 水汲み場(10:25) ~ 座主駐車場(10:50)~ 中宮(11:20)~ 上宮(11:45)~ 胎蔵界護摩場 (11:55)~ 虎の宿(12:20)~(昼食)~ 虎の宿(13:25)~ 胎蔵界護摩場(13:40)~ 公共駐車場(15:00) |
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彼岸花を眺めながら求菩提山を目指す(1)
求菩提山は、福岡県豊前市と築城市の境にあり、英彦山や犬が岳と同じ修験道の山として知られている。
北九州を出発し、築城町(ついきまち)を抜けて築上町(ちくじょうまち)へ出た。
「おっ!白い曼珠沙華」
田んぼの土手には、鮮やかな曼珠沙華の花が咲いていた。
秋晴れの下、のどかな山村を通り抜け、次郎坊峠から求菩提山へ向かった。
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求菩提山公共駐車場へ到着
(2)
駐車場には、数台の車が停まっていた。
トイレが改修工事中だったので、近くのキャンプ場まで車を走らせた。
準備を済ませ、登山口へ向かう。
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水汲み場を通過(3)
途中、やま水の流れ出す水くみ場があった。
傍には、柄杓が置かれていた。
そして、お賽銭箱も置いてあった。
二人、手を合わせてお参りした。
その姿が古臭く見え、賽銭箱に向かって拝んでもご利益はないから意味ないことだと揶揄する。
「えー、ここにはちゃんと水神様がいるんだから、バチが当たりますよ!」とMに言われ、それもそうだと思い直した。
二人が立ち去った後、見えないように手を合わせお辞儀をして通り過ぎる。 |
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座主駐車場を通過(4)
ここにも駐車場はあるが、車道が狭い。
だが山に近いので、利用者は多い。
今日は、ここから登る登山者の方が多そうだ。
もみじ並木が続いていた。
道は下の駐車場にも通じていて、先を行くUは広々とした下の道を歩いていた。
先でつながってるからどっちでもいいのだけど、一応Uを呼んだ。
U「えー、そっちの道ですか。広いからこっちかと思った」
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ここから宿坊跡を抜ける階段を進む(5)
駐車場の先を登っていくと、求菩提山絵図という住宅地図のような大きな案内板があった。
ここには、『一山五百坊』と言われる程、沢山の山伏達が生活していたそうだ。
U「ここ、相当多くの人が住んでいたんですね」
M「そうね。この絵を見ると田んぼや畑もあったようね!」 |
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岩屋坊近くの三十三観音(6)
登って行くと、たくさんの観音様の前に花が飾られていた。落葉も綺麗に拾われていた。
M「すごいお地蔵さんの数ね!」
U「私、霊感強い方ですけど、何も感じませんよ」
Y「お地蔵さんって、お墓じゃあないんだから、霊なんてないだろう」
M「いや、お参りに来た人の魂が宿っていると思いますよ」
Y「その魂って気持ちの事だろう!」
M「いえ、霊魂の魂です!」
U「やっぱり、霊は感じません・・」
・・・etc
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水場、獅子ノ口へ到着(7)
ここには、何やら怖い顔の像があった。
Y「ここは、下界と聖域とを分ける結界が張られているそうだ。これより飲食禁止の聖域に入ると書いてある」
U「えー、それじゃ上で弁当食べられないじゃないですか」
Y「それは、昔の話し。今は無視して大丈夫!」
M「Yさんが言うと、うそっぽくてやっぱり怖いね」
Y「じゃあ、君は、今日は弁当抜きだね!」
M「えー、ごめんなさい。食べさせてください」
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(8)
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国玉神社への大鳥居、中宮への道(8)
Y「さて、神聖な聖域を一歩ずつ踏みしめて行くか」
M「やっぱり、信じてるんじゃないですか!」
Y「・・・」
U「入りました!聖域に入ると自分の汚れた心が洗われるようです」
Y「心がからっぽになったりして」
U「なんか言いました?」
M、爆笑!
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鬼神社前広場(9)
ここでは、今でも毎年、春に祭りが行われているそうだ。 |
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願掛け地蔵尊(10)
「世界が平和でありますように。 そして私が幸せになりますように」 |
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鬼の石段(11)
権現様が悪さをする鬼に作らせたという石段。
村人から鬼退治をお願いされた権現様が、夜明けまでに頂上まで石段を作るよう鬼に命じ、できなければ山から出ていくよう約束をさせた。
夜明け前に出来上がりそうになると、権現様が一番どりの鳴き真似をして鬼を退散させたという話し。
U「鳥の声を聞いて一目散に逃げ出した鬼って正直ものですね」
M「鬼に同情したらダメよ」
U「権現様ってどうなんですかねぇ?」
などと話しながら登って行く内に上宮へ着く。 |
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上宮到着(山頂)(12)
上宮に参拝した後、山頂標識前で記念写真を撮る。
さっそく「お腹すきました」という声が上がる。
この先の、『胎蔵界護摩場』を目指して先へ進む。
修験道時代の地名がそのまま残っているので難しい文字が多いが、いたるところに解説板が置かれているので助かる。 |
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虎の宿へ到着(13)
胎蔵界護摩場のベンチに登山者がいたので、その先の『虎の宿』まで進む。
昼食タイム。
U「ゲッ、お箸を忘れました」
Y「えっ、じゃあ木の枝で箸、作ってあげようか?」
U「うーん、いや、いいです。ポッキー持ってきましたからこれ使います」
M「えー」
Y「・・・」 |
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コーヒータイム(14)
Y「日頃、コーヒー、飲まないのに、山で飲むとうまいのは何故だろう」
U「わかります!」
M「手作りの味噌汁も欲しかったです」
Y「次回、自己解決でな!」
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(14) |
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最後に
秋本番を前に次回の登山計画を練った。10月は紅葉シーズンだから久住大船山に行こうという話しになった。久住山はここの倍以上の高さがあるから覚悟するように言っておいたが、楽観的な二人にはどこまで通じたやら。
これからも、健康に注意して、次回の登山に備えていきたい。
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