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2016年10月30日(日曜)
コース:
平尾台自然の郷(10:00) ~ 茶ヶ床園地/ちゃがとこえんち(10:30) ~ 周防台/すおうだい(11:20) ~ 桶ヶ辻/おけがつじ(11:50) ~ 天狗岩/てんぐいわ(13:00) ~ 茶ヶ床園地(14:10) ~ 平尾台自然の郷(14:15) 
 
 
秋晴れの中、トレッキングの始まり(1)

今日は、山歩き初心者がいるので、軽く平尾台の尾根を歩くことにした。
新メンバー「T」のファッションセンスが目を引いた。
いつもの二人に、「参考にしたら」と口走り、行く前から険悪な雰囲気を作ってしまった。
(タブーな領域だった)
今日のコースは、後ろに見える尾根道だ。
出発前画像
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いよいよ坂道画像
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登山口と言うにはおこがましい登り口へ(2)

中峠手前の登山口から、権現山に登り、天狗岩までのコースだ。
ここから尾根伝いの道は眺望もきき、爽快なハイキングコースのはずだ。
さっそく、ノリノリのピースサインで足取り軽く、登山口に向かった。

   
登山口から尾根を目指す(3)

「な~に、この道! 登れな~い!」
いきなり登山口から斜面を登り始めてからすぐにTの悲鳴。
「ここを登り切れば、後は楽な尾根道だから」と励ましながら、なんとか歩かせる。
登り始めたばかりなのに、彼女にとっては予想外のキツさだったのだろう、それでも力を振り絞り、ベストを脱ぎ捨て、なんとか登りきった。
ブツブツ画像
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登山口から一番高い、権現山に到着(4)

権現山で一息入れる。
疲れもやわらぎ、気を取り戻して眺望を楽しんだTだったが、先を心配して「もうこんな道はないでしょうね!」と聞いてくる。
前方を指さし、さほど高い丘はないことを見せて「大丈夫、後は下りだから」と安心させる。
これがまた災いの元だった。
おおざっぱに言った私も反省するが、山歩きの経験者であれば、少々のアップダウンがあっても低い山へ向かう場合は下りでひとくくりなのだが彼女は違う。
アップダウン毎に責められた。
   
のどかな尾根道のはずなのだが(5)

山の尾根を歩くコースは眺望も効き、気持ちがいい・・・はずなのだが、草に覆われた道に不快感を言葉にしながら歩くT。
「道がない、草が多い、滑る・・・etc」
聞いてるみんなもおかしくなり、時には笑い声につつまれ、でも彼女は本気度100%のようだった。
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昼食予定の桶ケ辻に到着(6)

桶ケ辻に着いた時は、やっと弁当を食べられる安堵感からか、さっそうとポーズをとるTだった。
しかも、ここはパラグライダーの基地になっていて、空に舞うパラグライダーの姿が私たちにも解放感を与えてくれた。
周りには、沢山の愛好者がいた。
   
美しい自然、平和な日本に感謝!(7)

こういう場所に来るとみんな幸せな気分になると思う。
Mが、「パラグライダーで飛んで行った後、どうやって戻ってくるのだろう?」と不思議そうにつぶやいていた。
そして「あ~、あの黄色いの、あんなに遠くまで飛んでる、行橋駅の上あたりかなぁー・・・、あっ!あれ降りてるよ!」と指をさして私達に教えてくれた。
よく見るとこの麓に何機ものパラグライダーが降りていた。
そのうち、下からパラグライダーをかついだ人が上がって来た。
Mの疑問が解けた。
私たちは食事を済ませた後も、しばらく景色を眺めた。
Tは、腹ごなしも済ませ気持ちよさそうに寝転がっていた。
このトレッキングを一番満喫しているようだ。
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天狗岩へ到着(8)

今日の尾根歩き最後の場所、天狗岩へ到着。
この場所からの眺めも最高だ!
Tが石の上へ上がりたそうだったので手を伸ばしてあげるが思いとどまって「やっぱりやめた!」と元に戻る。
本当に気分屋だ。でも、やめて良かったと思う。
災難を避けられた気がした。
   
ここから下りて周回へ(9)

尾根から麓の道へ降りて来た。
相変わらずTが「やっと普通の道に戻れる、足が痛かった、爪が割れたかもしれない、明日仕事に行けるだろうか・・・」などと発する言葉を笑って聞きながら、茶ヶ床園地(ちゃがとこえんち)方面へ向かった。
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 途中、野焼き?(10)

前方に人が見え、大きく手を振る。
小走りで進むと「急いでこっちに!」という叫び声。
慌てて近づくと「今日は野焼きの日で今からここに火を付ける」と言うではないか。
「えー、聞いてないよ~」と言いたかったが、調べなかった私が悪いのだ。
知らずにここまで来たけど、間一髪だった。
もし通れなかったらTになんと言われたことやら。
   
茶ヶ床園地(ちゃがとこえんち)へ到着(11)
 
無事、茶ヶ床園地の駐車場へたどり着き、ここで解散の予定だったが、疲れ果てたはずのTから「ちょっとお茶して帰りません」と提案される。「えーっ!」
みんなでコウノトリ(茶店)へ寄って帰る。
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最後に
今回は、初心者に合わせ、コースもスピードも調整し、秋空の平尾台を楽しめた。
ただ、草が伸びて道が見えにくかったことや、野焼きがあることなど、いろんな情報を仕入れておく必要があった。
新メンバーの参加もありにぎやかな一日となった!
 
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