由布岳は、大分県由布市と別府市にまたがる位置にある活火山で、阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。
湯布院の北東にそびえ、東峰・西峰の双耳峰を持つ美しい円錐形の山で、豊後富士とも呼ばれる秀峰である。
また古くから神の山と崇(あが)められ、奈良時代の豊後風土記や古事記、万葉集にも記されている。
山頂からは、湯布院の町から別府湾、九重連山、英彦山、万年山などが眺望できる。
頂上付近になるにつれ草木はまばらになるが、山頂にはミヤマキリシマも多く、山麓の草原にはヒゴダイやマツムシソウも多い。
また、太陽を背にして前方の雲や霧に自分の姿が写る『ブロッケン現象』が体験できる数少ない山でもある。
登山ルートは、由布岳登山口、西登山口、由布岳東登山口の3つがある。
一般的には、駐車場も整備されている、山の南側、バス停がある由布岳登山口から登る。 |
大分県別府市・由布市 |
標高:1583.3m |
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