若杉山は、福岡県篠栗町、須恵町にまたがる標高631mの山で、篠栗四国霊場八十八ケ所を山中に持つ霊峰である。
山には、「大和の森」と呼ばれる巨大な杉の森があり、中でも幹回り16.15mの「大和の大杉」は見ごたえがある。
眺望のない頂上の先に「若杉ケ鼻」という断崖があり、ここから宝満山へ続く尾根や四天王寺山を見下ろせる。
太祖宮上宮(たいそぐうじょうぐう)から、弘法大師ゆかりの「若杉奥の院」へ向かう途中に、”はさみ岩”と呼ばれる大岩の隙間を通る場所や岩盤に根を張った巨樹、巨岩などがあり、この山一番の見所となっている。
登山道は、篠栗駅から山頂まで2時間程だが、中腹の若杉観音堂や若杉楽園キャンプ場の駐車場からだと20~30分程度で山頂に着く。
一般的には山頂を目指すことより散策に時間を費やす方が見所が多い山なので、もっぱら中腹からの登山者が多い。
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福岡県篠栗町・須恵町 |
標高:631m |
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