山の基本情報

高千穂の峰   (Takachihonomine)
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高千穂の峰は、霧島連山の一つで、鹿児島県と宮崎県にまたがる火山。隣(西部)に、御鉢(おはち)と呼ばれる活火山の火口がある。
火口は直径550m、深さ約200mあり、1913年に噴火している。
また、東部にも二子石という火口跡があり、中央にそびえる高千穂の峰と連なった山容は美しく、霧島錦江湾国立公園に指定されている。
霧島の地名は、宮崎県都城の盆地から発生する霧に、浮かんで見えた高千穂の峰を、島にたとえたことが由来とされる。
山頂には、天孫降臨の神話の山として、ニニギノミコトが降臨したときに突き立てたとされる、天逆鉾(てんのさかほこ)が立っている。
登山ルートはいくつかあるが、初心者コースとして紹介されている、高千穂河原登山ルートが一般的だ。
高千穂河原駐車場にはビジターセンターがあり、旧霧島神社の鳥居の先が登山口となる。
最初に登る御鉢は、ザレ場(小石)とガレ場(大石)の道で通常の登山道とは異なり歩くのに労力を要する。
近くには、近年噴火している新燃岳があり、登山の際は、必ず火山情報を確認する必要がある。
 宮崎県小林市・高原町・都城市・鹿児島県霧島市  標高:1573m