九重連山は、玖珠郡九重町(ここのえまち)と竹田市久住町(くじゅうまち)の境界にある山々の総称である。
山全体を指す時は『九重連山』、その主峰となっている山、1787mを指す時は『久住山』も用いている。
表記の論争もあり、結果ひらがなで「くじゅう連山」とすることとなった。
ただし、気象庁ではこれらの山々を「九重山」と表記している。
九重連山の山は、西側『久住山(くじゅうさん)、中岳(なかだけ)、星生山(ほっしょうざん)、三俣山(みまたやま)、稲星山(いなぼしやま)、猟師山(りょうしやま)』、東側『黒岳(くろだけ)、大船山(だいせんやま)、北大船山(きただいせんやま)、平治岳(ひじだけ)』である。 10数個の火山体が東西13km、南北10kmの範囲に集まっている。
標高は1700m前後のものが多い。
また、西側と東側の間に広い草原『坊がツル』があり、無料のキャンプ場もある。
近くには九重山中の温泉『法華院温泉』がある。
九重連山は草花も豊富で、初夏に斜面を赤く染めるミヤマキシマをはじめ、イワカガミ、ツクシシャクナゲ、ツクシドウダン、マツムシソウ、リンドウなどが見られる。
また、日本の南限とされるツツジ科の小低木”コケモモ”の群生地でもある。
花期は5~6月で淡い紅色を帯びた白色の花を咲かせ、赤い果実は9月中旬頃に見られる。
登山ルートは各方面にあるが、最も一般的な登山口は『長者原』と『牧ノ戸峠』で、登山口や登山道が整備されている。 |
大分県玖珠郡九重町・
竹田市久住町 |
最高峰(中岳)
1791m |
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