古処山は、朝倉市と嘉麻市をまたがる、福岡県のほぼ中央にある。
山頂付近にツゲの原始林が残っており、特別天然記念物に指定されている。
鎌倉時代から戦国時代末期にかけてこの辺りを治めた秋月氏の居城がこの山にあり、頂上付近には、遺跡遺構が残っている。
また当時の名残として「大将隠し」、「奥の院」と呼ばれる岩場がある。
頂上からの眺望は良く、北に筑豊地区、南に筑後平野を望むことが出来る。
ここから尾根伝いに馬見山、屏山(へいざん)への縦走路があり、九州自然歩道の一部でもある。
登山ルートは、大覚寺近くの駐車場からと、その登山道と合流する中腹の駐車場からとがある。
頂上までの時間は、大覚寺近くから2時間、中腹からだと1時間程となる。
ただし中腹までの道は離合箇所が少なく、出来れば大覚寺近くから、ゆっくりと小川のせせらぎに耳を傾けながら登るのが無難。 |
福岡県朝倉市・嘉麻市 |
標高:859.5m |
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