山の基本情報

韓国岳   (Karakunidake)
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韓国岳は、宮崎県えびの高原から鹿児島県霧島市にまたがり、頂上には、直径900m、深さ300mの火口がある。
山頂噴火の記録はないが、1768年に北西部から溶岩が流れ出し、硫黄山が出来ている。
南西には、直径630m、周囲約2kmの火山湖、大浪池(おおなみいけ)がある。県道からは大浪池登山道があり、一周2時間の遊歩道が整備されている。
韓国岳山頂からは、南方の眺望が素晴らしく、霧島の山々から霊峰高千穂の峰や、桜島、遠くは開聞岳まで見渡せる。
山名の由来は、晴れた日には遠く韓の国(朝鮮半島)まで見渡せるほど高い山だからといわれているが、実際に韓の国は見えない。
初夏にはミヤマキリシマが咲き乱れる。深山霧島は、1909年に霧島へ訪れた植物学者・牧野富太郎氏が「深い山に咲くつつじ」という意味で命名している。
秋が近づくとエビ色に染まったススキが一面に広がりやがて真っ白な穂となっていく。
えびの高原の名前の由来の一つと言われている。
登山道はいくつかあるが、えびの高原のビジターセンターのある駐車場からがもっとも一般的である。
 宮崎県えびの市・小林市・鹿児島県霧島市  標高:1700m