可也山は、糸島半島の西部に位置しており、唐津湾に接している。
形の整った独立峰で、その山容から筑紫富士(つくしふじ)、糸島富士、小富士など呼ばれる。
また、可也山は古くから良質な石材の産地として知られ、中腹には福岡藩時代の砕石場跡が残されている。この砕石場から切り出された石が黒田長政公によって栃木県の日光東照宮に寄進され、日本最大の石鳥居として使用されている。
登山ルートは、東側からの師吉(もろよし)ルートと、南側からの小富士ルートがある。
いずれのルートも登山道が整備されており、登山口から1時間程度で山頂に到達する。
山頂は竹藪に覆われ展望は望めないが、北西200m地点に展望台があり、芥屋の大門(けやのおおと)や、幣の松原(にぎのまつばら)、能古島、博多湾が望める。 |
可也山(365m)/ 福岡県糸島市小金丸 |
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火山は、山自体は藪に覆われ特筆すべきものはないが、糸島半島の幣の松原(弓状の地形)が一望出来、絶景ポイントとして名を馳せている。
登山ルートは、瑠璃光寺に車を停め、山頂までは15分程度だ。
山頂には電波塔が立っており、少し下りた所にパラグライダーの離陸場所がありそこから糸島の海岸線を見渡せる。
ちなみに「火山(ひやま)」の名前のいわれは、昔この山から”のろし”を上げて遠くの仲間に情報を伝えていたことに由来する。 |
火山(244m) / 福岡県糸島市志摩北 |
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立石山は、糸島半島の西端に位置し唐津湾に接している。
山頂からは360度のパノラマ風景が見渡せ、眼下には玄界灘と芥屋周辺の景色が広がる。
登山ルートは、東の芥屋海水浴場に駐車場があり、山頂までは30分程で着く。
近くには、国の天然記念物に指定された「芥屋大門(けやのおおと)」がある。
芥屋大門は、日本最大の玄武岩洞で高さ64m、奥行90m、間口10mの洞窟である。
兵庫県豊岡市の「玄武洞」、佐賀県唐津市の「七ツ釜」とともに日本三大玄武洞と称される。
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立石山(210m) / 福岡県糸島市志摩芥屋 |
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