宝満山は、別名を御笠山(みかさやま)、竈門山(かまどやま)とも言う。
古くから修験道の霊峰として崇(あが)められ、山頂に竈門神社(かまどじんじゃ)の上宮がある。
名前の由来は、竈門神社の祭神、玉依姫(たまよりひめ)が、神仏習合によって「宝満大菩薩」と呼ばれたことに起因する。
巨岩の横たわる山頂からの眺望は素晴らしく、西から背振山、博多湾、玄界灘、英彦山、馬見山や、福岡、筑後、佐賀の三平野、有明海の彼方に雲仙岳も遠望できる。
山頂より北東へ伸びる稜線は、穏やかな道で、仏頂山(ぶっちょうさん)、三郡山(さんぐんさん)へと至る人気のコースだ。
登山ルートは多岐にわたるが、正面の竈門神社から「百段ガンギ」と呼ばれる長い階段を登るコースが一般的だ。
また、裏手となる宇美町”昭和の森”からは、「難所ケ滝」と呼ばれる、冬場、凍結する滝の近くを通るコースなどもある。
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福岡県筑紫野市・太宰府市 |
標高:829m |
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