両子山は、国東半島のほぼ中央に位置し、かつて古くは、両子山の火山の噴火物で、国東半島が形成されたと言われている。
また、両子山から放射線状に谷が海岸へと広がり、その谷を六つの里に分け、六郷と称した。
そして、そこに築かれた寺院群を満山と呼んで六郷満山文化が栄えた。
六郷満山文化とは、八幡信仰(八幡神は日本で最も多く神社に祀られている神様で応神天皇=誉田別命とされる)と天台修験(熊野を中心として活動した天台宗の僧が全国の霊山を周り修行を積み悟りを開いて衆生を救うとする山岳宗教)が融合し発達した国東半島独自の宗教文化である。奈良、平安時代に六郷満山寺院が多数建造され、平安末期には国東半島だけで約1000の伽藍があったといわれる。
両子寺は天台宗の寺院で六郷満山の総寺院として満山を統括する寺であった。
両子山へ登るには、両子寺が起点となり、受付で料金が必要だ。
山には観音様が祀られていて、奇岩などを七不思議と称して紹介している。
基本的な登山コースは、頂上まで舗装道路が続き迷うことはないが、他に急峻な道なき道を登って行くコースもあり楽しめる。
頂上は360度の眺望が効く。 |
大分県国東市 |
標高:720m |
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