青の洞門は、中津市本耶馬渓樋田の山国川沿いに掘られたトンネルである。
同町内にある羅漢時を参拝に来た曹洞宗の僧、禅海和尚(ぜんかいおしょう)が、危険な川沿いの桟橋に代わるトンネルをノミ一つで掘り始め、その後、周辺村民や九州諸藩の領主の援助も受け30年かけて完成させた。[1730-1763年] 青は地区名で完成当時は同じ地区名で「樋田(ひだ)のくり抜き」と呼ばれていたが、江戸末期から大正時代にかけて、樋田のトンネル、青の洞門などと呼ばれるようになったという。
競秀峰は、青の洞門の上にそそり立つ奇岩の岩山だ。
樋田側[写真左]から一、二、三の峰、恵比寿岩、鬼面岩、大黒岩などの集塊岩(しゅうかいがん)[火山噴出物が固まってできた岩]が約1kmに渡って連る景勝地となっている。
登山ルートは、樋田側にトンネルを抜けた所から登り、競秀峰を散策した後、弘法寺(ぐほうじ)[右手]へ下りてくるルートとなる。 |
大分県中津市本耶馬渓町 |
競秀峰 :197m |
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